早稲田祭2018に幸福の科学よさこい部隊来襲
早稲田祭は今年も凄まじい来場人数だ。
キャンパス中がまるで満員電車のような人口密度で、
至る所で、各サークルが自分の出展する企画や飲食屋台への呼び込みを行っている。そして所々で「早稲田生でない」と思われる男が、「早稲田生でない」と思われる女をナンパする姿も。
そんな早稲田大学の祭典に、HSU( ハッピー・サイエンス・ユニバーシティ)のよさこい団体が参加していた。その名も
「HSU龍馬隊」
なんでも大川総裁は坂本龍馬の生まれ変わりらしいが、なんか前は違う偉人の生まれ変わりを名乗っていたような。本人ですら全部の設定覚えていない気がする・・・
◆よさこいイベント開始
このよさこい自体は、いくつもの団体が出場するのでHSU龍馬隊の出番はわずか10分だ。貴重な休日をわずか10分間だけ出場する幸福の科学のよさこい観に来てるんだから、自分はそこらのカルト信者より頭おかしいのかもしれない。
よさこいは至って真面目。おふざけ(いや、普段の活動もまじめにやってるんだろうが)一切なしで、よく練習してきたのがわかる。
観客は信者と、このよさこいイベント自体を観に来てる人がほとんどだと思われるが、どちらも静かに見入っていた。
と、思ったら・・・
この背中に「宇宙の法」背負ったおっちゃんだけやたらとノリノリだった。
信者なのか、ネタ勢なのか区別はつかないが、少なくともそこらの信者より近寄りがたいのは確かだ。
◆本領発揮!我々へのご褒美?
中盤を過ぎるまでカルト要素は一切なしで、ネタを見つけにきている我々としてはいささか不満だった。君たちに求めてるのはそんなんじゃないんだよ!と思っていたら・・・
ちゃんとご褒美をくれた。ただのよさこいだと思って観ていた観客も、この瞬間「アレな団体」であることに気付いたのではなかろうか。
最後にオチをありがとうございました!
地味ハロウィン2018に行ってきた
渋谷で開催された地味ハロウィンに行ってきたので、その様子をレポートします。
地味ハロウィンとは
その名の通り、地味な格好オンリーのハロウィンイベント。
渋谷で露出度の高い派手な仮装をして馬鹿騒ぎする若者達へのアンチテーゼとして数年前から始まった企画で、露出度の高い魔女やカボチャの被り物など派手な仮装は一切禁止となっています。
過去のコスプレ例
今までの地味ハロウィンではこんな仮装が。
- 交通量調査の人
- 駅前でアンケート配ってる人
- 湘南のスタバにいるノマドワーカー
- ニューヨークの寿司屋
- 和風ダイニングの
- 居酒屋の客引き
いずれも普段なら仮想の対象となるようなことのない、地味なものばかり。
似たようなコンセプト(例:居酒屋の店員と客引きのような)だと、その場でコラボして寸劇が始まることも。
年々参加者が増える地味ハロウィン
初回は数十人規模だった地味ハロウィンですが、Twitterのトレンドで1位になるなどネット上で話題を集め、毎年数百人規模のイベントに。今年も大盛況で開場30分後には会場である渋谷のキャパを超えてしまい、入場規制がかかるほど。
そして入場規制後も、コスプレをした(といってもほぼ私服)参加希望者たちが200人ほど会場の外で待っていました。
地味ハロウィンの進行
地味ハロウィンの進行は至ってシンプルです。
自分の仮装を見せたい参加者が壇上に上がる→司会者が何の仮装か尋ねる→発表
上記の流れを延々と繰り返します。今回も多数の参加者が壇上に上がるべく行列を作っており、1時間以上待つのはザラでした。
今年の猛者達
今年の地味ハロウィンもツワモノ揃い。
買い込んだお酒と、「やっちまった」という表情がポイント
ゲロはもちろん作り物。そして救護の人は当日出会ったばかりだそうな。
文字通りの縛りプレイで、トイレに行くのもきつそう。どうやって縛ったんだろう。
買い込んだ参考書は地味に重そう
ネットワークビジネスの勧誘の人でまさかのコラボ
私は、「ネットワークビジネス勧誘の人」の仮装で参戦しました。
仮装のポイントは、
- オシャレっぽいけど若干安っぽい服装
- とにかく胡散臭い
- やたらと副収入や権利収入を得る重要性を説いてくる
ビジネスを勧めるネタで気軽に人に話し掛けられるので、他の参加者と仲良くなりやすいのもこの仮装の特長です。
過去に何度も勧誘されてきたので、かなり再現できていたはず。
そしてビックリしたのは、同じネタをやっている仲間と出会えたこと。
「セミナーに勧誘する人」「 自称秒速で三億稼いだ元フリーター」というネタをやってい二人組の男女でした。まさか勧誘ネタで被るとは。
もちろんその場でコラボして、一緒に壇上に上がりました。
「今のまま雇われの身でいいの?権利収入とか興味ない?」
からの、
「若くして億稼いでフェラーリ乗ってるすごい人いるんだけど会ってみない?」
ネットワークビジネス勧誘の黄金パターンもコラボすれば可能に。
年々賑わいを増す地味ハロウィン、来年もぜひ参加したい
唯一神よ永遠に
国政選挙・地方選挙を問わず数々の選挙に出馬し、泡沫候補の筆頭格としてネット上を賑わせてきた、唯一神・又吉イエス先生。
完全にイッちゃってる目、「腹を切って死ぬべき」など過激な発言の数々・・・
はじめて政見放送を見た時は「なんて気が狂ったじいさんなんだ」と思った。
しかし毎度毎度惨敗を喫し、300万円(衆議院の場合)という高額な供託金を没収されても出馬し続けるその姿は、いつしか(我々のようなやばい)人々の心をガッチリつかんで離さなかった。
新宿近辺に在住・通学していた人にとってはおなじみの、選挙の度に張り出される過激な文言が並んだ黄色いポスター。
対立候補の名前以外は全て定型文のこのポスターも、もう二度と見られないのだと思うと寂しい限り。
地獄の火の中に誰一人投げ込むことなく逝かれてしまうなんて、本当は優しいお人だったのだ。
まあイエス様なので、数日後には生き返る可能性もあるが。